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蝶&鳥日記 2

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冬場は鳥に浮気する蝶がメインの日記

12月17日(晴れ時々くもり)タイトル:いい加減な和名

2日前に、先日亡くなられた北杜夫先生の「どくとるマンボウ昆虫記」を購入し、現在購読中である。「詩人の蝶」の中に大好きなウスバシロチョウが出てきた。拙ブログを訪問される方は、本種がシロチョウ科ではなくてアゲハチョウ科であることは当然ご存知だと思うが。今でもウスバシロチョウのことをウスバアゲハと言う方はレアな気がする。人間の能力で「忘却する」という才能は素晴らしい。この本、確か約30年前に何度も読み返した記憶があるが、ほとんど覚えていなかった。「忘却」することで、私には新書としてよみがえる。素晴らしい才能である。

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前置きが長い時は、間違いなく成果がなかったときだ。例えば、ゴイシツバメシジミの交尾写真撮影に成功したら、某県某所で撮影成功。これだけで良いのだから。昨日も深夜のテレビ番組で敬愛する海野先生がおっしゃっていた。昆虫撮影の極意は何ぞや。皆さん分かりますか?
「見たい」「撮りたい」「伝えたい」と。
最後の「伝えたい」というのが難しい。拙ブログでも何とか感動を与えられる写真を掲載したいのだが、未だに実現していない。「見る」と「撮る」は簡単なことだけど。
12/17は久しぶりにMFに行く。一応タイトルは自分ながら決めていた。「非越冬種ゲットだぜ」現実は厳しかった。最高気温が一桁。非越冬種どころか、ムラシ、ウラギン他の越冬種さえ姿を現さなかったからだ。私には「鳥」がある。しかし、今年は何故だか野鳥が少ない。決して餌が少ないのではない。美味しそうな?木の実がたわわにあるのだけれども。約3時間徘徊した結果、撮影出来たのは2種類の鳥。名前だけでも覚えていただければ幸いです。最初はコゲラです。キツツキの仲間では最普通種ですが、尖った嘴で、樹木に潜む何かの幼虫をゲットすべく、エエ音を奏でておりました。

コゲラ1
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コゲラ2
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最後に発見したのが、ジョウビタキ雌です。ジョウビタキの名前の由縁は、多分、「常」と「ヒタキ」の合成語だと思います。何処にでもいる、普通のヒタキの仲間という意味でしょう。でも、ジョウビタキは「ヒタキ科」の仲間ではないのです。「ツグミ科」なのです。鳥のことは、皆さんあまりご存知ないと思いますが、「ヒタキ科」は、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ他がいますが、「ツグミ科」は、コマドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ノビタキ他がいます。前述したウスバシロチョウと同じで、適当に和名をつけているのです。「ヒタキ科」と「ツグミ科」の違いは、皆さん知りたいでしょうが、「ヒタキ科」は足が短めで、枝先から飛び立って、主に飛翔性昆虫を食する。一方、「ツグミ科」は、足が長めで、地上で採食すると書いてありました。和名も適当につけているんですね。鳥って確かに綺麗ですが、横顔美人です。正面の顔は、少し間が抜けています。

ジョウビタキ雌横顔
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ジョウビタキ雌正面
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by 6422j-nozomu2 | 2011-12-18 14:34

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